九重町民劇場公演『紫草(むらさき)の花の降る日に』

ときめく心きらめくハーモニー
第13回大分県民芸術文化祭参加行事

九重町民劇場公演
『紫草(むらさき)の花の降る日に』

作:原田佳夏
演出:清末典子

日時:平成23年11月27日(日曜日)
   【昼の部】13時開演(12時30分開場)
   【夜の部】19時開演(18時30分開場)
会場:九重文化センター ホール
料金:おとな1,500円、中学生以下1,000円
チケット等問い合わせ:九重文化センター(でんわ:0973-76-3888)


あらすじ:

九重町の二日市洞穴付近で、『呪いの声』がするという噂が立った。
少女たちがその『呪いの声』を探しに付近までやってきた。震災で九重に避難してきたが親の事情でまた関東に戻らねばならないアスカ。震災の後遺症で声が出なくなったアスカの面倒をみるキョウコ。親友のキョウコを取られたと思いアスカに辛くあたるツキコ。

九重町松木遺跡付近に、自生の『紫草(むらさき)』があるという噂を聞きつけてやってきた染色研究家がいた。『紫草(むらさき)』は、古来より紫色の染料としてその根が使われてきた。しかしその花は、紫ではなく可憐な白い。『紫草(むらさき)』は生育が難しく園芸家がこぞって純正和種の種を手にいれようとやっきになっている絶滅危惧種でもある。
染色研究家のミハマは、町役場のハマオカとともに、『紫草(むらさき)』を手に入れるため行動を開始する。
帰ってこない少女たちのことを心配する親たち。アスカたちの学校の先生である夫が浮気しているのではないかと疑う妻。いろんな思いが九重の森の中で交錯し、そしていつしか解けていく。

それぞれの探し物を探しに迷い込んだ九重の森の中で、少女たちと染色研究家は、とんでもないものに遭遇する。

『呪いの声』の声の正体は?
絶滅危惧種の『紫草(むらさき)』は、果たして九重町に存在するのか?

そして。――紫草の花が降るとき、私たちの心に何が咲くのだろう。

被災地と遠く離れた九州は大分・九重の地で、軽やかにそして真剣に、命について考える。

懐かしくてあたたかい、今聴くと新鮮な歌の数々とともに、九重町民劇場が、子ども達とともに爽やかな感動をお届けします。